現実を見つめる

 長野県で発生した今年の夏山遭難が過去10年で最多となった。相変わらず中高年の滑落、転倒が多く、疲労困憊で行動不能も目立つ。正に自分に警鐘を鳴らしている。

未だにアルプス小屋泊に魅力は感じているが、体力低下や小屋の環境変化もあり、現実を見つめ体力に見合った行動をしなければならないと思いながら、意欲は着実に低下してきている。

高みを目指し散財したカメラも投資した割には撮影機会も減り技術の上達は見られない。新たに取り組みや挑戦の目途もなく、これでは仕事人間としては通用しない。異常気象に耐えながら、奮起する気力も失せた猛暑の夏が終わろうとしている。

2024年09月04日