梅雨本番のぐずついた天気が続きヒメサユリの開花情報と天気予報にやきもきしながら入山のチャンスを伺っていたところ、25~26日に連続した晴れが期待できそうだ。
25日は蒸し暑い妙義山の岩場で足慣らしをして午後魚沼市へ、キャンプ場に一泊して26日早朝登山口に向かった。
現地情報によるとヒメサユリを観るなら六十里登山口から鬼ヶ面山縦走コースがお勧めとのこと。登山口は新潟県と福島県の県境にあり、最も簡単に浅草岳に登ることができるネズモチ平からの入山に比べるとかなりのロングコースになる。

5時前には登山口に到着して2時間ほどで南岳へ、山頂からは浅草岳、越後三山、燧ヶ岳などの展望が広がっていた。ここを下り鬼ヶ面山までがヒメサユリの見所だ。


情報通り群生したヒメサユリが見頃を迎えていた。淡いピンク色をした可憐な花は何と美しいことか、撮影に夢中となり先に進めません。


これから先の登山道の脇ではつぼみも多く見頃はこれから、3時間余りで鬼ヶ面山へ。
浅草岳まで急登もなさそうだがアップダウンを繰り返しあと2時間余り、浅草岳山頂近くまでヒメサユリは無いとのことで山頂でくつろぎ引き返すことにした。

下山しながらも平日とは思えないほど多くの登山者と行き会う。このルートはヒメサユリがお目当ての登山者が多く、登山口に戻ると駐車場からあふれた車が列をなして国道脇に路駐していたのには驚いた。
一週間先の天気予報にも晴れマークがない貴重な晴れの日に、花の名前さえあまり知らない小生でも初めて見たヒメサユリの美しさに感動した山行でした。