御嶽山に合掌

 2014年9月27日御嶽山が噴火して50人以上が死亡した戦後最悪の火山災害が発生した。当日は燕山荘のテラスに居てそのニュースが飛び込んできた。

 

あれから5年、山頂までの立ち入りが可能となり、7年ぶりに訪れが・・田ノ原登山口に7時過ぎに着くが入り口には9合目避難小屋より先は立入り禁止で、許可なく立ち入った場合は法により罰せられるとの警告看板があった。

他のルートだと山頂まで入ることができるが、ここから入山すると9合目から先に行くことができないらしい。かといって他の登山口に移動する気にもなれない。

 

樹林帯を抜け振り返ると幻想的な山並みに中央アルプスが綺麗に浮かんでいた。青空が広がりこの夏このような好天に出会った記憶はない。

 

8合目避難小屋を過ぎたあたりからガスが広がり始めたが心地よい風が吹きつけ、王滝頂上小屋が見えてきた。この小屋は今後取り壊すことが決まっているらしい。

 

 9合目に到着すると視界も悪くなり、先ほどまで確認できた王滝山頂も隠れてしまったが未だ数名が発見されていない山頂に向かって合掌。

避難小屋に寝泊りしている警備員が常駐しており、立ち入り禁止のロープも張られここから先に立ち入る事はできないが、残念なことにマナーをわきまえない登山者がいるらしい。

 

7合目遙拝所に参詣してすっぽり雲に覆われた山頂に向かって手を合わせた。山頂は踏めなかったのは残念だったが5年前大惨事を思い起こしながらの御嶽山でした。

 

2019年08月26日