11月30日
このところの急な冷え込みで周辺の高山は一気に雪化粧した。今日は絶好の登山日和で登山口に向かう車中からは八ヶ岳の全容が見渡せ、今シーズン初の樹氷を見ることができるかもしれないと期待は膨らんだ。

女乃神茶屋からのコースは厳冬期でも入山者が多いが、土曜日で快晴であるにもかかわらず駐車場に車は無く一番乗りだ、登山口では冬山のキリット引き締まった肌を刺す寒気に触れ心地よい。


縞枯れ現象が現れると、これが樹氷となり冬ならではの見事な光景が広がっていた。
山頂直下の岩稜帯ではアイゼンを装着して慎重に登るが、雪が少なく歩きずらい。樹林帯を抜けると過去何度となく強風に悩まされ、山頂には長居ができず、すぐに下山することが多かった。ところが今日は冷たいが弱風で、ゆっくり展望を楽しむことができた。何度見ても冬山は美しい。


冬の蓼科山で土日祝日でこれほどまで行き交う登山者の少ない事は初めてだ。風の強さを物語る山頂の樹氷は綺麗に出来あっがてでおり、好条件の下で今シーズン初の雪の感触を確かめた一日でした。