9月16日
8月7日の観音平から権現岳は、青年小屋まで行くが視界が悪く編笠山経由で下山したのでその再挑戦で行ってきました。猛暑も一段落して好天を待っていたが一向に安定した天候とはならず、再度撤退覚悟での出発でした。

登山口で見上げると山頂は雲に覆われていたが樹林帯には時折陽が差し込んできた。押手川を過ぎるとコケの森が美しく、樹林の隙間から山頂を確認すると急にテンションが上がる。今回は期待できそうだ。


曇り空ながら青年小屋からははっきりと山頂が確認でき、のろし台では雲上に広がるアルプスの展望が開けた。このコースの核心部であるギボシのトラバースを慎重に通過して、本年休業中の権現小屋の脇を通り山頂に向かった。


富士山頂が頭を出しアルプスが全貌できる。すっきりした青空ではないことが幸いしてか一面が雲の競演でその上にアルプスが浮かぶ見事な光景が広がった。
出会った登山者も口々に「不安定な天気に出発をためらったが来て良かった」と




山頂では陽が出ると日差しは強いがすっかり秋の空気に包まれ、この景色を眺めながらゆっくりとした時間が流れて行きました。
9時間超の厳しい行程に翌日には階段の昇り降りがつらいほど酷い筋肉痛だが、もうコロナ禍が収束した後を見据えた宿泊山行に期待を膨らませている。