一昔前の記憶が違っていた高妻山

十数年前に登った戸隠山、高妻山、戸隠山の蟻ノ戸渡に恐怖心も覚えず、ロングコースの高妻山も難なくこなしていたが、今回は明らかに当時の記憶とは違っていた。猛暑の中で歳を重ねたことによる体力低下を実感した山行となりました。

 

13日
戸隠神社は国内有数なパワースポットでもあり、奥社までの長い杉並木を歩いていくと神聖な気分になります登山道は奥社の脇にあり、いかにも信仰の山らしいがいきなり急登の連続です。


周辺はガスに包まれ、展望は期待できそうにありません。登山道に岩が覆いかぶさっている百軒長屋を通過するとクサリ場の連続です。


 

 

 

 

岩質は脆いが靴はかかりやすい岩です。このクサリ場を登れば蟻ノ戸渡りだが、天望期待できないのと、バランス感覚が鈍っているのでここで引き返すことに。来た道を戸隠キャンプ場に戻りました。

 


14日
日の出前にテントを撤収し、登山者用駐車場に移動して高妻山に向け出発しました。戸隠牧場から大洞沢沿いに登って行き、2か所のクサリ場を通過すると稜線はもうすぐ、戸隠山からの縦走路にある一不動避難小屋に着きます。一不動から十釈迦まで名前が付けられたピークを越えアップダウンを繰り返すが、ここまでは順調だ。


以前はなかった六弥勒から尾根沿いに登山道が新設されていました。帰路はこれを下れば周遊できる。

 

高妻山がドカーンと正面に、北アルプスの北部が視界に入ってきましたが、これからがクサリ、ロープが随所に設置されている厳しい直登りだ。ここがそれほど厳しい登りだった感覚はなかったのだか・・


回り込むとやっと山頂が見えてきました。駐車場から6時間、山頂に着きました。戸隠連峰側にはガスが上がっているが、北アルプスは側は快晴で、佐渡島まで見渡せます。 梅雨明けした連休にもかかわらず山頂には数名で静かな山でした。

 

下りは新設された弥勒尾根を下ったが、これがまた長かった。久しぶりに厳しい行程を体験したことになり、過去の感覚で安易に入山すると危険が伴うことを改めて実感した山行となりました。

2018年07月14日